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ルイヴィトンエピ二つ折り財布編集

ルイヴィトン 長財布 M60323 エピ ポルトフォイユ・サラ ピモン
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ルイヴィトン 長財布 M60323 エピ ポルトフォイユ・サラ ピモン 
(ルイヴィトン) (ルイヴィトン) LOUIS VUITTON エピ ポルトトレゾール M63712*A85
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(ルイヴィトン) (ルイヴィトン) LOUIS VUITTON エピ ポルトトレゾール M63712*A85 
「言った。一週間なんてとっくに過ぎているぞ」 「ふむ」  ハキムはするすると身体をほどくと、ふつうに座っているかたちになった。 「そりゃ慣用句の問題だな」 「かんようく?」 「悠久の我等が民の時間感覚は」ハキムは合掌した。「君たちせっかちな英国人とはいささか違う。我々が『もう少し』といったら、それはおおよそ一年か二年するころにはたぶん、という意味で、『しばらく』といったらそれはたいがいの場合、だいたいひとの一生に匹敵するだけの時の流れを言う。英語にだってあるじゃないか、二三日《アフューデイズ》みたいな言い方が? あれは二日なのか三日なのか、それともそのどっちでもないのか、君たちだってけっしていつも厳密に使っているわけでは」 「……ああ、ああ、そうか!」ウィリアムはうるさそうに手をふって友を黙らせた。「ようするにまだ帰らないということだな」 「そう邪魔者扱いするな。思っていた以上に面白いことが多くてな」ハキムは肩をすくめた。「ロンドンは。とくにリトルメリルボーン方面とか」 「だ〜か〜ら〜(怒)」 「わかっている」いけしゃあしゃあと微笑《ほほえ》む。「余計なことはするな、だろ? しないって。してない。したこともない」 「うそつけ!」 「そうわめくな。単に、ともだちの少ない君の無二の親友として、オクテな君がこれからどうするのか心配で、楽しみで、ぜひとも成り行きを見守ってやりたいと思っているだけじゃないか。なぜそれをそう嫌がるかな」 「…………」 「正しいことをしているならば、なにも恥ずかしくなんかないだろう。それとも、なんだ。なにか、後ろめたいことでもあるのか?」 「…………」  ウィリアムは顔を赤くするとそこらにほうり出していた上着を肩にかけて、どすどすと大股に部屋をでていった。 「少しくらいはけしかけねーと」ハキムはひとというより猫のような角度で脚を曲げると、靴先で耳を掻いた。「焦《じ》れったくってしゃあないからなぁ」
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