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2015-02-07 00:45    メンズ二つ折り財布人気
 井上は上ずった声で言った。よく見ると、指先や顎が小刻みに震えている。俺はようやく気付いた。この男は栞子さんの母親に敵意を抱いているだけではない。瓜二《うりふた》つの娘を通じて、その母親の存在に怯えているのだ。  篠川智恵子は古書の売買のために、脅迫までする人物だったという。この井上もなんらかの被害を受けたのかもしれない。 「この人は泥棒なんかじゃない」  と、俺は断言する。それだけは確信があった。 「なにを根拠に信用してるんだ。この娘の色香か?」  さっきから俺の腕に激しい心臓の鼓動が伝わってきている。彼女がしがみついているのだ。柔らかく大きなものが肘に当たっていて、会話に集中しにくいことこの上なかった。 「いや……その、違います」  たぶん、違うと思う。 「だったらなんだ。俺に説明してみせろ」  ぐっと言葉に詰まった。実はこちらも彼女に詳しい事情を尋ねるところだったのだ。根拠を求められても困る。 「どうした、答えられないのか」  と、井上が急かす。いつのまにか腕越しに伝わる栞子さんの震えが止まっている。息を詰めて俺の答えを待っているようだ。とにかく、なにか言わなければこの場を切り抜けられそうもない。 「……やっぱり、この人は盗んでません」 「なんだそれは。俺は根拠を言えと……」 「この人が犯人だったら、被害が一冊で済むはずがない。めぼしい本を根こそぎ持っていったはずだ!」  言ってしまってから、自分で自分に首をかしげた。これって全然弁護になってないんじゃないか。むしろ非難してるんじゃないか。  しかし、井上はふっと力が抜けたように息をついた。 「……なるほど」